PM研修


プロジェクトマネジメントに必要な知識と技術、人間力を強化する

PM研修_5大マネジメントのイメージ画像

プロジェクトはそのゴールが未来にあるため、不確実性が高い仕事です。そして、プロジェクトをリードするプロジェクトマネジャーは、不透明な霧の中を切り拓いて行くようなものです。

 

プロジェクトを効果的に進めるためにはまず、ベースとなる知識や技術が必要となります。

一方で、それらを実践で活用しプロジェクトの成果をあげるために、以下のような人間力にかかわる知識と技術も同時に求められます。

  • 分かり得ることを見通す”ダンドリ力”
  • メンバーを鼓舞しリードする”牽引力”
  • チームを生成し生産性を高める”統合力”

ただでさえ不確実性が高い仕事のなかで、チームメンバーはゴールが不明確だと、それを達成するための道筋が見えず何をすればよいのか不安になったり、モチベーションが下がったりしてしまいます。そこで、プロジェクトマネジャーはプロジェクトチームが持つ引き出し、メンバーの士気を高める必要があり、そのためには、プロジェクトのゴールを明確にし、目標達成の道筋を照らし出すことが鍵となります。

 

JPSビジネスカレッジでは、「プロジェクトマネジメントのベースとなる知識と技術」だけでなく、チームを効果的かつ円滑に運営し、プロジェクト成功の確度を高めるために必要な「モチベーション」「リーダーシップ」「チームビルディング」「コミュニケーション」といった人間力(Interpersonal Skillsにもフォーカスし、プロジェクトに携わるすべての方が、これらの知識と技術を実務やプロジェクトの現場で活用し、実践できるようになることを目的とした研修プログラムをご提供いたします。

 

●DX推進の人材育成に欠かせないプロジェクトマネジメントの知識とスキル

デジタル技術の浸透により、世の中をより良い方向へ導き、変革を起こすために、DX(デジタルトランスフォーメーション)化が急速に進んでいます。

DX人材の育成にあたり、DXの基礎知識やAI/データに関する教育だけでなく、「プロジェクトマネジメント」研修を採用している企業も多く、ITメディアの調査ではDX人材育成に採用されている教育内容の第4位にランクインしています(※)。

また、経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が策定している「デジタルスキル標準(DSS)」においてもプロジェクトマネジメントマネジメントが学習項目として設定されており、DXの推進にプロジェクトマネジメントの知識とスキルが欠かせないことがわかります。

 

JPSビジネスカレッジでは、プロジェクトマネジメント研修をベースに、PMに必要とされる各種研修を単体またはモジュールでご提供いたします。

 

※出典元:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2212/13/news118.html

 

●人材育成コストの削減にもご活用いただけます

なお、JPSビジネスカレッジでご提供している法人向け研修の一部は、厚生労働省の人材開発支援助成金の対象となり得るコースもございますので、教育研修にかかるコスト削減にぜひ、お役立てください。

 

●人材開発支援助成金の概要はこちら

人間力に必要不可欠な”パワースキル”とは?


”パワースキル(Power Skills)”とは、コミュニケーションや戦略的思考などの「ソフトスキル」や「対人スキル」を指し、JPSビジネスカレッジでは、これを「人間力(Interpersonal Skills)」と定義しています。

 

米国PMI®協会は、最新の年次レポート『Pulse of the Profession®』にて、「パワースキルとプロジェクト成功との関係性」について再定義し、プロジェクトの成功には「パワースキル」における上位4つのスキル(コミュニケーション、問題解決、協働的なリーダーシップ、戦略的な思考)が必要不可欠で、最も重要なスキルであることを述べています。

パワースキルは、テクニカルスキルの強固な基礎の上に構築され、プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを組織の目標に合わせ、チームを鼓舞し、協力して問題を解決することで、組織と顧客に価値をもたらすことができます。 

 

『Pulse of the Profession® 2023』の概要

 

●パワースキルの重要性

「パワースキル」を重視する組織の72%が最終的にビジネス目標を達成しており、これらの組織が扱うプロジェクトで、当初設定したスコープや成果を超えてしまう“スコープ・クリープ”が発生したケースはわずか28%のみであり、プロジェクトが成功に至らなかった場合でも損失を17%以内に軽減できています。 

 

パワースキルを優先する組織では、プロジェクトの成功の最大要因とされる成果価値の実現マネジメント(Benefits Realization Management)の成熟度が高いとする回答が約3倍、プロジェクトマネジメントの成熟度が高いと回答する割合が2倍、組織のアジリティ(機敏性)が高いと回答する割合が約3倍となっています。 

 

●パワースキル開発の課題

一方で、組織の課題は「パワースキル」の開発を優先させるむずかしさにあり、10人中9人のプロジェクト担当者が、パワースキルは働き方に役立つという意見であるのに対して、パワースキルの開発を妨げる要因の第1位としてコスト、第2位にその価値が明確に認識されていないことが挙げられています。 実際に、プロジェクト担当者は専門能力開発時間の46%を技術スキルに費やし、パワースキルの向上にはわずか29%しか費やしていないと回答しています。 

 

そうは言ってもやはり、組織のアジリティ(機敏性)やプロジェクトマネジメントの成熟度を高めるためにはパワースキル(人間力:Interpersonal Skills)が必要不可欠で、問題解決や戦略的思考といったパワースキルの開発に注力することで、複雑なプロジェクトの課題や市場の変化、技術の導入、社会経済的なプレッシャーに立ち向かうこができるようになります。

 

パワースキルへの投資こそ、競争優位の源泉であり、JPSビジネスカレッジでは、これらのパワースキル、つまり人間力(Interpersonal Skills)を強化するための各種トレーニングをご提供いたしております。

個社ごとの課題に合わせたご提案も可能ですので、プロジェクトやビジネスを成功に導くために必要なソフトスキル、人間力を強化したいとお考えの企業様はぜひ、JPSビジネスカレッジまでご相談ください。

  

<出典元>

PRTIMES:

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000081046.html

PMI®ウェブサイト:

https://www.pmi.org/learning/thought-leadership/pulse/power-skills-redefining-project-success

Pulse of the Profession 2023(English):

https://www.pmi.org/-/media/pmi/documents/public/pdf/learning/thought-leadership/pmi-pulse-of-the-profession-2023-report.pdf?rev=427949fcdb684485a020cc72ea219f32&sc_lang_temp=en

プロジェクトマネジメントに必要な5つの”マネジメント要素”


JPSビジネスカレッジでは、プロジェクトマネジメントに必要な5つの要素を5大マネジメント」として位置づけています。

  1. 知識と技術:
    プロジェクトマネジメントに必要なミニマムスキル
  2. モチベーション:
    目標達成のために、メンバーのモチベーションを高めるスキル
  3. リーダーシップ:
    目標達成に向けて相手や状況にあわせたリーダーシップを発揮するスキル
  4. チームビルディング:
    プロジェクトの生産性を高めるためのチームビルディングスキル
  5. コミュニケーション:
    プロジェクトやチームを活性化させるためのコミュニケーションスキル

プロジェクトやビジネスでベースとなる「マネジメントの知識と技術」と、それを実務や実際のプロジェクトで活用し、より成果を高めるための人間力(Interpersonal Skills)を「モチベーション」「リーダーシップ」「チームビルディング」「コミュニケーション」に分類し、これらの人間力を強化するための研修を、単体または組み合わせのモジュール(プロジェクトマネジャー育成プログラム)としてご提供いたします。

5大マネジメント プロジェクトマネジャーのペンタゴンモデルのイメージ画像
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これら5つの要素はバランスよく身に着けている必要があります。

いくらプロジェクト遂行の「知識と技術」に優れていても、「モチベーション」「リーダーシップ」「チームビルディング」「コミュニケーション」どれか一つでも要素が崩れると、プロジェクトはもちろん、それを包括する事業ニーズや戦略、組織ヴィジョンのバランスも崩れてしまいます。

 

私たちは、プロジェクトマネジャーに必要な要素を5大マネジメントとして位置づけていますが、同時にこの5つの要素を、以下のように「知識と技術」および「人間的要素(人間力)」の2つに分けて考えており、両方をバランスよく身に着け、実務や実際のプロジェクトで活用していただくことを目的としております。

  • <基本スキル>
    プロジェクトマネジャー(マネジメント)に必要な「知識と技術」(Knowledge)
  • <人間力強化スキル>
    モチベーション、リーダーシップ、チームビルディング、コミュニケーションといった、プロジェクトマネジャーに必要な「人間的要素(人間力)」(Interpersonal Skills)
5大マネジメントのバランスのイメージ画像
5大マネジメントのバランス崩壊のイメージ画像

5大マネジメント要素

概要

<基本スキル>

1.知識体系と技術

かつての大量生産、大量消費=「モノ」作れば売れる時代は終焉を迎え、ビジネスを取り巻く外部環境の変化は速く、その変化に対応するために企業や組織はこれまでの以上のスピードで組織変革を行う必要があります。そのために、①売上の向上、②コストの削減、③利益を確保し未来へ投資をする、という企業や組織活動の基本となる3原則に対して常に新たな「目標」を設定し、その目標を「期限」までに達成させなければなりません。そこで重要になるのが、新たに設定された「目標」を実現させるための「計画」と、「計画」を遅滞なく「実行」させるスキルです。これが、まさに「プロジェクトマネジメントの知識と技術」であり、プロジェクトマネジメントの知識や技術が今、企業や組織で求められている理由です。

 

●知識と技術の研修コンテンツはこちら

<人間力強化スキル> 

2.モチベーション

プロジェクトでも定常業務でも、初めてマネジャーになる時には転職くらい大きな変化を感じるものです。なぜならば、「自らが成果を挙げる」ことから「人を通して成果を挙げる」ことへと役割が大きく変わるからです。そのため、メンバーがどのくらい高いモチベーションでプロジェクトに臨んでくれるのかで、プロジェクトの成否に大きな影響を与えます。しかし、残念ながらモチベーションをいつも高く維持するのはなかなか難しいことです。予期せぬトラブルや、ちょっとした人間関係の行き違いで大きくモチベーションは大きく変わってしまうものです。 だからこそ、マネジャーはメンバーの状態に関心を持ち、常に働きかける必要があります。

 

JPSビジネスカレッジの研修では、チームメンバーのモチベーションを引効果的に引き出すために、メンバーへの働きかけ方や向き合い方を習得し、振りかえる場を設けています。

 

●モチベーションの研修コンテンツはこちら

<人間力強化スキル> 

3.リーダーシップ

米国PMI(Project Management Institute)で実施している調査*1から、プロジェクトが成功しているチームとそうでないチームを比べた時に、リーダーシップ開発の優先度において5倍近くの開きがあることが分かっています。このことから、プロジェクトの成否にはリーダーシップの開発が大きく影響すると考えられます。

 

リーダーシップとは、目標達成に向けてチームが前進するように個人とチームに影響を与えようとする行為です。プロジェクトには軌道修正が付き物ですので、プロジェクトマネジャーはその都度、方向性を示し、チームを鼓舞し続ける必要がありますが、状況や相手が変われば働きかけ方も変わります。例えば、平時はサポーティブな関わり方でも、緊急時には指示命令型のスタイルに変える必要があるように、プロジェクトマネジャーは状況や相手の特徴によって関わり方を変えられるることが必要で、そのためにはリーダーシップの引き出しを幅広く持つことが求められます。

 

JPSビジネスカレッジでは、様々なメンバーや状況に合わせたリーダーシップを発揮できるよう、複数の種類のリーダーシップ開発のメニューを用意しています。   

 

*1 PULSE OF THE PROFESSION ®:成功率の上昇 低パフォーマンスによるコスト高を変革する(2017)

 

●リーダーシップの研修コンテンツはこちら

<人間力強化スキル>

 4.チームビルディング

プロジェクトマネジャーとメンバーとの関わり合いが効果的なものであったとしても、メンバー同士の関係が良くなければ、効率の良いチーム運営はできません。例えば、メンバー同士の関係が悪くチームの士気が下がったり、メンバー同士の合意が整っておらず不要なコストが発生したりすることはよくあることです。

 

効率的で良好な関係を作るためには、相互理解を促進し、葛藤を処理し、信頼関係を構築する必要があります。タックマンモデルでは、チームの5つの成長段階を説いていますが、“最も成果が上がる「遂行期」への移行”がプロジェクトの成果を左右します。そして、この移行こそがプロジェクトマネジャーの技量にかかっていると言えます。 

 

<タックマンモデル>

  1. 成立期:Forming 個々が独立していて心を開いていない状態
  2. 動乱期:Storming 協調性がまだないためメンバー間の衝突が発生しやすい状態
  3. 安定期:Norming メンバーが一緒に活動し始める状態
  4. 遂行期:Performing 相互理解が進み、チームが一丸となって機能している状態
  5. 解散期:Adjourning プロジェクトが完了し、プロジェクトから離れる段階

JPSビジネスカレッジでは、効果的なチームを作るために知識だけではなく、体感的な理解を促進するプログラムをご用意しています。   

 

●チームビルディングの研修コンテンツはこちら

<人間力強化スキル> 

5.コミュニケーション

マネジメントと組織行動学の専門家であるスティーブン・P・ロビンス(2009)は、コミュニケーションが果たす機能には「統制・動機づけ・感情表現・情報」の4つの側面があるとしています。つまり、プロジェクトマネジャーは

  • 成果(目標達成)に向けてメンバーの意識や行動を方向づけ(統制)
  • メンバーがモチベーション高く取り組むように動機づけし(動機付け)
  • 互いに気持ちよく仕事ができるよう、メンバー同士が感情を共有することで相互理解と信頼関係の構築できるよう促し(感情表現)
  • 種々の選択や意思決定に必要な情報を過不足なく伝達する環境を作る(情報)

ことが求められ、そのために90%もの時間を割いていると言われています。ただ、その時間を本当に有効なものにできるか否かはプロジェクトマネジャー次第です。

 

JPSビジネスカレッジでは、効果的なコミュニケーションやその仕組み作りについての知識やスキル、自らのコミュニケーションスタイルへの気づきを向上させることでプロジェクトマネジャーのパフォーマンスを更に高めることを狙いとした各種コンテンツを用意しています。

 

●コミュニケーションの研修コンテンツはこちら

お問い合わせ


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